存在しないものに捧げられる愛を

私の愛した虚構の話をします

前略 プレゼント◆5 様

ドルフェス2015のDVDを見る前に、会場で感じた気持ちを書き留めておこうと思って書いたものです

 

前略 プレゼント◆5 様

お久しぶりです、お元気ですか。

自分のためだけの文章なんですが、相手がいた方が書きやすいので、君たちに宛てて書きます。

2015年10月15日。「みんなで!ドルフェス2015」最終公演。ヤマトくんがプレゼント◆5の活動休止を宣言したあの時。私は「信じられない」という気持ちと「ついにこの時が来たか」という気持ち、矛盾した二つを抱えながらステージを眺めていました。

君たちがテレビに出ているアイドルのように、何年もずっとグループとして活動してはくれないだろうことは、最初から予想していました。
特に2ndスプリングライブ、「オレはぜったい悪くない!」で活動に区切りが打たれてからは、「これが最後になるかもしれない」と思いながら毎回会場に足を運んでいました。

一方で、「プレゼント◆5が去るときにはちゃんと花道を用意してくれるだろう」という期待もありました 。
なので、ヤマトくんが「報告がある」と切り出した時、私は「プレゼント◆5の本公演の発表かな?」と期待してしまいました。
そして、この「みんなでドルフェス2015」こそが、プレゼント◆5の花道であると知ったのです。


また、君たちを応援する日々の中で、常に小さな不安がありました。
君たちの「お友達」の活躍の場が広がるにつれて、数ある仕事のひとつでしかないはずのプレゼント◆5に縛り付けていては、お友達の足を引っ張ってしまうのではないか、という不安です。
何よりも君たちのことが好きな私は、それで君たちがお友達から疎まれてしまうことがとても怖かったのです。


活動休止宣言の後、君たちが涙で声をつまらせながら歌った「空に落ちる」。

活動休止なんてして欲しくなかった。
ずっとプレゼント◆5として活動して欲しかった。
これからも君たちに会いに行きたかった。

そんな風に、私たちが君たちと離れがたいと思うように、君たちも離れがたいと思ってくれたのなら。

それだけで全部が報われるような、そんな心地がしました。


黙っていなくなることも出来たのに、ちゃんとさよならを告げてくれてありがとう。
君たちに直接感謝の言葉を届けられてよかった。

(本当はちゃんと告知して欲しかったけど!本公演やって欲しかったけど!!みんながどうして別々の道を歩みだしたのかちゃんとお話で説明して欲しかったけど!!!)

君たちの「必ず戻ってくる」という言葉を本気で信じています。
何年先になってもいいから、その約束が果たされる日を、「待たせてごめん」と歌いながら君たちが現れる日を待っています。
ひと回りもふた回りも大きく、カッコよくなった君たちに会えることを想像すると、本当に楽しみです。
その時はもちろんムツキも一緒だよね……
(最後にムツキに会えなかったのを根に持ってる)


2年間半、たくさんのワクワクとドキドキをありがとう。

「モノより思い出」というと陳腐ですが、君たちとの出会い、過ごした時間、体験と記憶……楽しかったことも辛かったことも全部、全部誰にも渡せない、大切な宝物です。

君たちは私が初めて好きになったアイドルで、きっとこの先も世界で一番大好きなアイドルです。

最高の辻褄合わせ「CHaCK-UP -Episode.0-」感想

初めましての方は初めまして。
そうじゃない方はこんにちは。

当方、「プレゼント◆5」からドルステ(アイドルステージ)シリーズのファンになりました、黄寄り箱推しチャーム(※CHaCK-UPファンの通称)です。

結論から先に書きますと、

「CHaCK-UP -Episode.0-」
めっっっちゃくちゃ楽しかったです。

ドルステでこんなに、何も考えずに楽しめたのは久しぶりでした。
その理由であるとか、素晴らしかったところについて以下でご説明します。させてください。

※公演内容についてネタバレを含みますのでご注意ください。

続きを読む

【プレゼント◆5/CHaCK-UP/アンプラネット】よくわかるアナザーワールド(AW)入門

アナザーワールド(AW)とは
 広義では、ネルケプランニング制作のアイドルステージ(以下、ドルステ)シリーズにおける「舞台の登場人物たちは実在し、それを演じている役者とは顔のよく似た別人(友人)」という考え方である。
 狭義では、上記の価値観が成立している場所(パラレルワールド)を指す。
 スタッフの対応や舞台の演出にもこの価値観が徹底されているため、公演(ライブ)に行くことを「AWに行く」と言うファンも多い。
 公式ブログ曰く「大人のごっこ遊び」である。

 (参考)類似性のある他コンテンツ
林原めぐみハローキティ(友人関係)
綾小路翔DJ OZMA(友人関係)
友近と水谷千恵子(友人関係)
古坂大魔王とピコ太郎(プロデューサーとアーティストの関係)
NHK紅白歌合戦における朝ドラ登場人物のゲスト出演(ドラマの登場人物は実在するという演出)


 語源は「プレゼント◆5」(楽曲名)の歌詞、「アナザーワールド見せてあげるから」より。
 なおファン発祥の言葉であり、公式ブログでは「パラレルワールド」とされている。

 AWでは観客も「リボン(プレゼント◆5のファン)」「アムール(三日月のファン)」「チャーム(CHaCK-UPのファン)」「ビジュー(アンプラネットのファン)」としての役割を求められることがある。
 また、CHaCK-UPの友人である俳優たちは「CUF(CHaCK-UP Friends)」としてCHaCK-UPを応援するためのユニットを組んでいる。
 アンプラネットとキャストとの間には従来のような友好関係はない。彼らは、未知の存在であるアンプラネットを調査するため「アンプラネット調査倶楽部(アンクラ)」という団体を結成している。

図 AWを取り巻く人物の関係

<参考資料>

present-5.hatenablog.com

 

present-5.hatenablog.com

 

chack-up.hatenablog.com

 

松田将希 オフィシャルブログ【夢を訪ねて280里】
『アンプラネット調査倶楽部』
⇒  http://ameblo.jp/bamboomasakimatsuda/entry-12145983720.html

『アンクラ-きっかけ編-』
⇒  http://ameblo.jp/bamboomasakimatsuda/entry-12148582940.html

 

ja.wikipedia.org

「CHaCK-UP~ねらわれた惑星~」感想 または、アナザーワールドの魔法が解けたチャームの葛藤

初めましての方は初めまして。
そうじゃない方はこんにちは。

当方、「プレゼント◆5」からドルステ(アイドルステージ)シリーズのファンになりました、黄寄り箱推しチャーム(※CHaCK-UPファンの通称)です。
元々舞台が好きで、ドルステがアイドル追っかけデビューだったため、他の(実在の)アイドル事情には疎いです。

なぜこんな自己紹介から入ったかというと、これから語る「CHaCK-UP~ねらわれた惑星~」(通称ウィンタートリップ、以下WTと略します)は、観客の見方によって全く受け取り方が違う舞台だったからです。

※以下、「CHaCK-UP~ねらわれた惑星~」の核心的ネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。

続きを読む